飯山太陽 (イイヤマタイヨウ)

僕は障害を持っています。 僕は字がほとんど書けなかったり、最寄りのコンビニへの道を覚える事が一苦労だったり、短期記憶が弱いらしく落とし物や無くし物はクラスで1番でした（笑）気持ちのいい話ではありませんが、中学から支援学級に入った僕は小学生の頃には感じなかった「白い目で見られている」という変化を少なからず感じていました。 忘れ物が多い「僕」は生まれた時から変わっていないのに「障害」という肩書きがつくと見る目が変わってしまうのかなと中学生ながら切なく感じていました。 障害があってもなくても「僕」である条件は何一つ変わらないのです。ただ障害の肩書きを背負って得た物もありました。それは障害は単なる個性であるという事。不便さはむしろ面白いという事。普通とは違うというのは他者が持ち得ない可能性だということ。それらを知れた事です。 この事が僕にとってのアートと非常にリンクしていて、障害が僕のアートをより濃い物にさせてくれたなと思っています。障害を持った事に僕は感謝しています。